谷崎潤一郎原作の耽美小説です(ホ〇じゃないですよ!)
主演の盲目美人琴名手はハリケンブルーのお姉さん、
それの世話役奉公人が我らが斎藤工さん、
そしてハリケンブルーに恋する元弟子が
仮面ライダー龍騎の仮面ライダーナイト。
ストーリーは
明治初期、奉公人の佐助(斎藤工)は、
幼いころに見た主人・春琴(長澤奈央←ハリケンブルー)の姿を
観音様とあがめ弟子兼世話係として仕え、
我が儘ばかりの春琴の衣食住の世話をしていた。
春琴は大阪道修町の薬種商鵙屋の次女で9才の頃に眼病により失明して
音曲を学ぶようになり師匠と呼ばれる存在になっていた。
春琴の腕前は一流として広く知られるようになるが、
我が儘放題で弟子が居つかず、
また種々の贅沢のために家の財政は苦しかった。
だが佐助だけはそんな春琴に過剰な程に献身的にご奉公を行っていく。
そんな折、春琴の美貌を目当てに弟子入りした名家の息子、
利太郎(松田悟志←ナイト)が春琴を梅見に誘い口説こうとするが、
春琴は利太郎を袖にしたあげく、
稽古の仕置きで額にケガをさせてしまう。
その数日後、何者かが春琴の屋敷に侵入して春琴の顔に熱湯を浴びせ、
大きな火傷を負わせる。
春琴は深く悲しみ、ただれた自分の顔を佐助に見せようとしない。
そんな春琴の姿を見て悩みぬいた佐助がとった行動とは・・・・・・・
(公式HP抜粋)
劇場はすごい小さいところで
まぁマイナーな映画ばかりを集めたようなところ。
パンフレットと生写真をがっつり買いました☆
もー超男前!!
カッコイイ☆☆
カメラ目線だと何か射抜かれます…!!(笑)
そしていざ、鑑賞へ!
というかですね、
↑の紹介文が映画の10分の9を占めてました。
うん、酷いネタばれっぷりだよね…
結局そこで取った行動というのも
まぁ軽く予想はついたのですが…
さすが耽美という感じですからね。
佐助が師匠に観音様を重ね合わせて
「世話は自分が勝手にしているだけだから」みたく
何の見返りも求めず、好き勝手言われるのを
全部叶えていき、
何処へでも手を取りエスコートしていき…
正直羨ましいです(>_<)
あんなイイ男に…!!
まぁ結局師匠がどうしても佐助にはこの顔見られたくない
でも世話される上で結局包帯取らなきゃいけないから
見られるんだ…
と嘆いていたのを見て
佐助は自分の両目をつぶすわけですが
ここで初めてねぎらいの言葉をかけられる。
「佐助、痛くなかったか?」
それを聞いて佐助が号泣するんですが
もう一緒に泣きそうでした。
目をつぶすっていう行為に全く賛同は出来なかったから
感情移入が完全に出来なかったけれど
もう工さんからこみあげてくるものが…
見ていて本当にきました。
彼からこみあげてくるものは涙だけじゃなかった…!!
原作に惚れこんで役に打ち込んで
三味線の稽古や関西弁の言葉遣いの練習を頑張ったとかありますけど
完全に佐助にシンクロできたんだろうなぁ…
うん、すごい。
普通に役者としての斎藤工に惚れた一作でした。
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