事の発端は2日前。
姉の部屋で談笑していた妹がダラダラしていたウチの元へ。
「姉ちゃんが面貸せって」
「は?」
と睨んだら
「姉ちゃんが部屋に来てだって」
と言い直したので素直に姉の部屋へ。
「ちょー今度どうするだ?」
「へ?」
「誕生日じゃん、母さんの」
わ、忘れてたーーっっっ!!(滝汗)
「何がいいかなー」
「アクセサリーとか?」
「何だかんだで父さんからもらってるからそんな要らんって」
「だってティンカーベルのも買ってたけど結局使ってないじゃん」
「母さんボロくならない限り新しいのおろさないじゃん」
「一昨年あげた財布やっと最近使い出したよ」
「じゃあ母さんが使ってるボロいのって何だ?」
「うーん……時計とか??」
「こないだバンド変えてなったっけ??」
「さぁ?ちょっと見て来い」
そう言われて席を立つ妹。
誰って指名しなくても勝手に動く妹に残った姉二人で笑う。
一番近いのは何を隠そう藤枝でした。
「ちょー時計無いよ~?」
「んなわけないじゃん毎日つけてるやんか」
「でも無いもん」
「ちゃんと見たの?」
「見たわー」
母が風呂に入ったのを言いことに母のかばんをひっくり返す。
「無い…」
「うーん…」
「父さん、知らない?」
三人で座ってゲームをやる父の前に整列。
腕を組んだり、腰に手を当てながら父を見下ろす三姉妹。
見上げながらたじろぐ父。
面白いな、コレ(笑)
「オレ知らんぞ~そこらへんに無いか?」
「無いから言ってんじゃん」
「母さんの時計ってもうボロいっけ?」
「あー誕生日プレゼントか。今年時計にすんのか?」
「しようと思うんだけど…」と事の経緯を説明。
「オレは知らんぞ」
という父を残し再び捜索。
「あ!この鞄じゃないんじゃない!?母さん今日休みだし!」
「そっかこの鞄仕事に持ってってるから使ってないのか!」
「今日使った鞄を探せ!!」
と部屋移動。
鞄を探すウチの目に母のコートが目に入る。
そのポケットは…物が入ってる!!
「ここだ!!」
叫ぶなりポケットに手を突っ込むウチ。
「おぉ!」ともう片方のポケットに手を突っ込む姉。
ウチの手には手袋(片方)と色々。
それを見て姉爆笑
「片方だけってどういうことよ!?どうせなら両方入れようよ」
「ウチもたまにやるよ~?両方入れるとポケットふくらみ過ぎるんだよ」
「じゃあ鞄に入れればいいじゃん」
「ポケットの方が便利なときもあるの」
なんて話しつつ姉のポケットから手袋(片方)と時計がっ!!
擦れたバンドを見て
「これだ!!」
「やっぱり時計だよね~」
なんて会合をやって今日。
今日の母さんは遅番の為、帰宅も遅い。
「今日7時に家集合ね」
と言い合い仕事と車校に行く姉妹。
結局買い物にいけたのは7時半。
ケーキはホールじゃなく、6種類買って円にする計画を。
「HAPPY BIRTHDAYって文字のろうそくたてたい」
それが夢なんだよね~と語る姉の欲望を満たすべく
そのローソクを買い、ケーキと時計を手に家へ。
「ただいまー」
母「おかえりー」
かたまる姉妹二人…
「どーすんだ、もう帰ってきとるぞ!!」
動揺が隠せない二人。
取り敢えず普通にご飯。
それからウチの部屋にケーキとお皿を持って来て支度。
蝋燭は8本分火をつけてるうちに原型をとどめてない文字も…(汗っ)
リアクションの少ない母ですが取り敢えず喜んでもらえましたf(^-^;)
それから家族全員で「ハケンの品格」みながらケーキを食べるのでした。
PR