一昨日の仕事が物凄くハードでした。
精神的に。
バイトの男の子が怪我をしました。
頭を打って切ったらしく、
「副店長」と呼ばれて彼の方を向いて
「血が…」と言う声を聞きながら
認識した彼の姿は
何処のお化け屋敷か
はたまたホラー映画かと思いました。
店長は休み。
バイトの子と血相抱えながら対処。
こんな時に限って来るピーク。
でもお客さんは任せた。
店長に電話。繋がらない。
課長に電話。繋がらない。
別の店の店長に電話。
「連れてくべきですか、呼ぶべきですか」
「呼べ(即答)」
救急車は110じゃなくて119だよね!?
パニックだったけど思ったよりは冷静。
だって今一番の責任者だもん、しっかりしなくちゃ。
「気持ち悪くはない?」
「いや、大丈夫です」
のやりとりの3回目位に
「……ちょっと気持ち悪いカモ…」
顔白いよ…血の気が無い…
止まらない血…
救急隊員さんが圧迫しろって言ってたから
取り敢えず押さえて抑えて!!
到着する救急車withパトカー
救急隊員に住所氏名生年月日怪我した時刻場所状況を聞かれ、
警察官に住所氏名生年月日怪我した時刻(略
病院に着いて治療を待ってる間に
やってきた警察官。
住所氏名生年月日(略
根掘り葉掘り聞いた割に本人から聞かないと
意味無いかで終わらせやがる…
何回同じ事言わせれば済むんだよε=(~ヘ~;)
親御さんに連絡
「心配おかけしてすみませんでした」
それはこっちの台詞だよ!!
労災の説明とかして
店に帰る。
営業は終わってて残すは店閉め。
やる気起きずダラダラ。
計算カタカタしてたら
だんだん気持ち悪くなる。
落ち着いて初めて事の重大さに気付く。
いつも遅い。
小学校の学習発表会か何かの時に
男の子が急に鼻血を出し始め、
床に垂れた血を気味悪がる子達を余所に
真っ先に自分のティッシュで血を拭いて
そのお母さんに大変感謝されたのをフと思い出した。
それを思い出しながら
血みどろになった彼の顔や首や腕や頭を
濡らしたキーバックで
拭った自分を思い出し、
自分が拭いたあの赤い液体が
一体何だったのかを漸く実感して寒気を覚える。
彼の怪我は大事には到らず
翌日脳外科の検査を受けるように、とのこと。
本人が始終一番冷静で
彼がショックな事と言えば
治療の為に自慢の髪の毛を
少し切られた事。
救急車に乗り込んだ時に
彼の頭に巻かれた三角巾を見て「海賊っぽいよ」
と言ったら目の前にあった
医療器具の反射で自分を見ようとする彼。
親御さんが迎えに来るよ、と伝えた病院で
「母親…面倒臭い」とボヤいた当たり前な日常。
本当に良かった。
他人を預かるってこわい。
責任者がしっかりしなくては。
頑張ります。
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